レザークラフトで騒音が出ない菱目打ちマシーンを製作!寸法・作り方紹介

はい、みなさんどうもこんにちわ!

cloverlogのナツ(@natsu_cloverlog)です!

レザークラフトで騒音が出ない菱目打ちマシーンを製作!寸法・作り方紹介

今回は自作で菱目打ち機を作って見ました。

レザークラフトをしているとどうしても気になってくるのが菱目打ちで革に穴を開ける時の騒音ですよね。

自分もアパートに住んでいるのため夜に革に穴を開けようとすると騒音が出てご近所さんの迷惑になるのでどうしようかと考えていました。

なのでいろいろ調べてみるとドリルスタンドなどで代用していたり木材を使って自作している方がたくさん出てきたので自分も費用が安くて済みそうな木材を使って菱目打ち機を作って見ました。

菱目打ちマシーン

こちらが完成した菱目打ちマシーンになります。

よくネットに上がっている物と全く一緒な感じになりました!笑

使ってみるとしっかりと穴を開ける事が出来ました。そして騒音が全くありません。

全然夜にも出来るようになりましたので作業が捗ります。

大きさは下に図になります。

高さ約30㎝、幅42cmの大きさです。

結構大きい感じになりましたが強度も必要になると思ったので適正なサイズかなと思います。

菱目打ちマシ―ンの使い方

菱目打ちマシーンの材料

まずは菱目打ちマシーンを作るにあたって材料を紹介していきます。

・木材

・M6ボルト×35mm 4本

・M6ボルト×90mm 2本

・M6ナット 6個

・ワッシャー 4枚

・釘 4.1×45mm 10本入り

・ドリルチェック

・トグルクランプ

木材はホームセンターで購入しました。全部で2000円くらいで購入出来ました。

他にも釘やボルト、ナットを購入しました。こちらもホームセンターで全部揃いました。

あとはドリルチャックとトグルクランプを購入しました。こちらはAmazonで購入しました。

そしてドリルチャックとトグルクランプを接着する用で強力な接着剤も購入しました。

ドリルチャック&トグルクランプの購入はコチラから

パオック PAOCK キーレス六角軸ドリルチャック 10mm KLD-10
スーパーツール トグルクランプ TPA50F

ちなみにドリルチャックと言うのは穴を開けたりするドリルに取り付けるアダプターみたいな物です。

トグルクランプは種類がたくさんあり今回使うのは横押し型と言う物です。

工場などで部品などを固定するなどに使用する道具です。

実はどちらもレザークラフトと全く関係ない物なんですね!笑

トータルで木材2000円、ドリルチャックとトグルクランプ等で3000円+ボルトやナットで数百円だったので約5000円くらいかかりました。

菱目打ちマシーンの作り方

では菱目打ちマシーンの作り方を紹介していきます。

木材カット

最初は木材をカットしていきます。

木材をカットすることが出来ない方は木材を買ったホームセンターなどにお願いすれば指定の寸法でカットしてくれるサービスがあります。

台座の部分1枚、支柱部分1枚、正方形の板3枚にカットしました。

台座部分

支柱部分

今回自分は厚さが4.5㎝の木材を使いましたがトグルクランプのサイズが合わなかったので作る方はこの支柱部分の厚さを4㎝以下にして作ることをオススメします。

正方形の板

支柱部分と正方形の板の取り付け

まず支柱部分下の方とと正方形の板2枚を図のように挟んで接着剤を使い取り付けます。

接着剤が乾燥しましたらボルトを通す用の穴を2カ所開けていきます。

自分は木材用のドリルを使って穴を開けました。

開けたらボルトとワッシャーを付けてを通してナットで固定します。

トグルクランプと正方形の板の取り付け

続いてトグルクランプと残った正方形の板に取り付けていきます。

トグルクランプの4つの穴に合わせて4カ所正方形の板に穴を開けます。

穴を開けたらトグルクランプにボルトを通して仮付けして一旦置いときます。

正方形の板をを支柱に取り付け&トグルクランプの固定

正方形の板に穴を開けたら支柱に釘で取り付けていきます。

先程、置いといたトグルクランプと板を支柱に合わせながら合う位置を探し支柱に釘2本で取り付けます。

が、ここで問題が発生しました。

支柱の厚さがトグルクランプの取り付け部分より厚いためナットが付かないという事になりました。

なので支柱を削ることで対応しました。

台座部分と支柱の取り付け

次は台座部分と支柱を取り付けます。

こちらは接着剤で接着した後、裏から釘で固定しています。

組み付ければ菱目打ち機はだいたい完成です。

トグルクランプのナットとドリルチャックの接着

残りはトグルクランプのナットとドリルチャックを接着剤で取り付けます。

まずドリルチャックについている部品を外します。外し方はプラスネジを外して緩めるだけです。

注意して欲しいのがプラスネジは逆ネジになっていますので外す際は注意が必要です。(時計回りの方に緩める力を掛けると緩みます。)

外したら接着していきます。接着する際は紙やすり等で磨いて脱脂して取り付けました。

最初はドリルチャックのねじ山にトグルクランプを直接取り付けれるように変換用の部品を探したのですが見つからなかったため接着剤で取り付けました。

接着剤はちょっと強度的に怖いかなと思ったのですが意外と強度があり全然使えるレベルでした。

ただ普通の接着剤では強度は弱くなるのかなと思いました。鉄用の接着剤で取り付けるのがオススメです。

接着剤が乾燥すればナットを取り付けたドリルチェックをトグルクランプ本体に取り付ければ完成です。

完成

菱目打ちマシーンが完成しました。

試しに革に穴を開けてみたらしっかりと穴が開きました!

打音とか音も全くしません!

追記

今回紹介した菱目打ちマシーンですが音もなく革に穴を開けれるので間違いなく素晴らしい道具です。

ですが1つ使いにくい部分がありました。

それは穴を開けるスピード効率が悪いという事です。

今まで使っていたのですがやっぱりスピード効率がネックでした。革の穴を開けるのに時間が掛かればそれだけ他の作業に時間を割くことが出来ないのです。

なので革の穴を開けても音が出ず尚且つ革の穴を開けるスピードが速い道具がないか探していたのですが見つけました。

それがこちらの菱目パンチです!

菱目パンチは革を上下で挟んで穴を開けるので音がしません。さらに革の穴を開けるスピードも菱目打ちマシーンに比べて断然早いです。

試しと思って買ってみましたがすでに必須級の道具です。

もし菱目打ちマシーンを作ることが難しいと思う方はこちらの菱目パンチもオススメです!

詳しい詳細はこちらに記事にしました。

騒音無しで快適な工具 菱目パンチの紹介・使い方の解説

まとめ

以上が菱目打ち機の作り方になります。

アパートなどで騒音が迷惑になるような人は是非とも作って見てはいかがでしょうか。

木材のカットはホームセンターで出来ますし木材の穴開けもしてくれるとこがありますので後は釘を打ち込んでボルトとナットを締め付ければ出来上がりますので意外と簡単に作れます。

休みの日中だけでなく仕事終わりにもレザークラフトが出来るのでとても捗ると思います。

拙い文章でしたが読んでいただきありがとうございました。